2010年04月20日
優しさと切なさとオレとキミと時々1/3の純情な感情。
オレやで!!!!!!
関西人では無いです。
突発的に5日前の話します。
その日、帰宅して、真っ先に台所に向かう、わたくし。
「飯作ろー」
って、ガスコンロにフライパンをセットして、火をカチッと点けた時の事よ。
割と汚い我が家のガスコンロは、火が出るとこの周りに油がやや溜まってんですよ。
したら、その油の中で、何かがウネウネともがいてる。
うん。すげぇ見覚えがあるぞ。このヴィジュアル。
テレビの干潟特集によく出てくるアイツ。
「干潟といえば、オレじゃね?」
みたいな雰囲気のどや顔でテレビに映ってるアイツ。
そう、ムツゴロウ!!!!
英語発音でマァツギャロゥ!!!!!!!
今、目の前でウネってるコイツは泥ん中のムツゴロウにそっくりだ!!!
でも、こんなトコにムツゴロウがいるわけがない。
じゃあ、コイツは何ゴロウだ?っつー話になりますが。
答えは意外とすぐに出た。
良く見ると、手足があったんだ。
そう、コイツの正体は…
YA・MO・RIぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!
ザ・ヤモリさんです。
油にはまって、さぁ大変! な状況らしい。
全身が油にまみれたら、そら動けんわ。
あのベタつきは小動物には致命的ですよ。
奴らの力じゃ歩く事もままならん。
でも、もがいてる。
「オレはまだヤモりたいんだ!!!!!!」
って、必死にもがいてる。
今、これ読んでる、アンタ。
アンタは目の前で生き物が死にかけてたら、どうしますか?
オレは虫なら見殺しorとどめを差します。
けど、ヤモリはなぁ〜
いや、あんまり好きではないよ。
好きではないけど、昔はトカゲとか捕まえて遊んでたし…
見殺しは気分が良くない。
オレは、とりあえず、ヤモリを割り箸で取り出しました。
ザ・ベタベタです。
割り箸にくっつくくらいに油にまみれてる。
とりあえず、この油を落とさな話にならん。
オレは躊躇せずに食器洗いの洗剤をヤモリのボディーにぶちまけた。
んで、割り箸でゴシゴシ…
…落ちない。
こうなりゃ指でいったらぁ!!!!!!!!!!
というわけで、指で優しく擦る。
まさか、ヤモリを洗う事があるとは、夢にも思わなんだよ。
にしても、なんてマヌケな奴なんだろう。
一歩、踏み込んだ時点で違和感は無かったのだろうか?
半野生とはいえ、その危機管理能力の低さはヤバくないかい?
もし、泥沼にはまって
「やっちまった〜」
とか言ってるオッサンがいたら、オレは思いっきりビンタするだろう。
でも、お前はヤモリだ。
特別に助けてやろうじゃないか。
とか言ってるうちにヤモリの汚れは落ちてきた。
ひっくり返してお腹も洗う。
オレは、なんで、こんな事をしてるんだろうか?
こんなんするくらいなら、もっと、こう…
地球が平和になる為に唄うとか、そんなんがしたいわ。
大方、汚れが落ちたんで、最後に水でシャー。
さあ、元気にヤモりたまえ!!!!
……
…ヤモリは動かない。
…し、死んだ?
ヤモリ死んだ?
あ、お腹が動いてる。
息はしてるみたいやね。
じゃあ、何が悪いんだろう?
ヤモリ家守やもりYAMORI…
あ!!
ヤモリは爬虫類だ!!!
っつー事は変温動物さね。
自分で体温を調節できない不便な生き物だ。
じゃあ、少し温めてやろうと、洗面台へ。
ぬるま湯を溜めてヤモリを投入。
ヤモリを風呂に入れたのは初めてでした。
もう、初体験づくしだな。
これで、オレのヤモリバージンは完全に失われたよ。
そんなこんなで、しばらくするとヤモリがピチピチしだした。
けど、普段、目にするヤモリと比べたら、まだ動きは鈍い。
もしかしたら、間接の油が取りきれてないのかもしれない…
そこで、オレは最終兵器を取り出した。
テレレレッテテ〜
ぱぁつくりぃなぁー!!!!
そう、パーツクリーナーです。
車の整備とかに使う、めっさ油汚れを落とす魔法のスプレー。
これがあれば、油ギッシュな思春期少年も一瞬でカサカサになります。
そんな、強力兵器をヤモリ目掛けて噴射!
したら、これが、案外うまくいって。
身の危険を感じたヤモリは、一目散に逃げてきました。
意外と元気じゃないか。
達者でなぁ〜!!!
恩返しにこいよ〜!!
そんなわけで、近々、良い事があるはずです。きっと。
ちなみに、キッチンは昨日、掃除した。
Posted by ヒュース・ケン at 20:04│Comments(0)
│妄想エンジニアリングのときのやつ。